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しもむら植物コラム【植物の存在しない退屈な世界】 Vol.3 「How To Dress Well」

      2017/06/16

しもむら植物コラム【植物の存在しない退屈な世界】
 
Vol.3 「How To Dress Well」 

 
 
3月ですね。
今月末は東京コレクション。
見に行きたいなー。
二回見に行ったことあるけど、ショーってあっという間の出来事で、
圧巻、と感じた瞬間に終わって、
ものすごいエネルギッシュなひと時だと感じたのを覚えています。 

 
 
 
 
ウィメンズのコレクションは先月ニューヨーク、ロンドン、ミラノと続き
ちょうど明日パリコレ最終日かな。
 
 
 
洋服が好きなんで、コレクションはちらちらチェックしてるんですが、
ある意味職業病的に、植物モチーフは気になってしまいます。 

 
どうも洋服と、植物モチーフというのは切ってもきれない関係なのか、
植物が現れないシーズンというものはないですね。 

 
 
 
 
 
 

2015年ごろは【ボタニカル】がトレンドキーワードで、

総花柄のパンツとか流行ってましたね。 

 
その頃のルックを見返して見ても、確かにボタニカル柄が多い。 

 
 
ちなみに僕が【ボタニカル】に関して、最も好きなショーが
2015SSのDries Van Notenのウィメンズ。
幾何学のフラワーモチーフがいくつか見られるものの、全体的にボタニカルを取り入れたデザインではないんですが、
とにかくランウェイがすごい!!
緑色のカーペットが森や草原を思わせる演出。
Dries得意の色あざやかなテキスタイルが映えます。 

 
 
 

さらにインビテーションがフェイクモスの詰められたプラスチックケースというのも素晴らしい。

これをパクって自分の名刺にしたいと思ったこともあります。 

 
 
 
 
 

ファッションとしての【ボタニカル】はとうにひと段落していますね。

2017SSを見ても、ボタニカルモチーフは多くないかなあ。
トレンドとしてのボタニカルは、むしろライフスタイルとしての意味合いが強かったので、
一過性のブームで終わるのは少し寂しい気もします。
とは言え洋服・ファッションのトレンドは日々移り変わるから面白いとも言えますね 

 
 
 
いま改めてパーっと2017SSみたら、うん、まあ植物や自然モチーフはやっぱりある。
繰り返し、おそらくこれからも植物モチーフの全くないシーズンてのはこないでしょう。
たとえば、アレキサンダー・マックイーンの2017SSのモチーフは「スコットランド・シェトランド諸島の手つかずの野生と、海岸の風景」だそう。 

 
茶蔵で展示会をしてくれているメアグラーティアのLookには野生的な自然が溢れている。 

 
CHONOの2017SSはシェイクスピアの「夏の夜の夢」がテーマ。
キーワードとなる「パンジー」がテキスタイルに使われています。 

 
 
 
simom16 simom17
 
 

CHONOのテキスタイルめっちゃ好きだなー。メンズアイテムが欲しい笑

 
 
 
 
ふむ。
改めて考えると、洋服のトレンド、デザイナーが用いるイメージソースとは、それぞれ一体どういう意味を持つのだろう。 

 
歌における歌詞や、小説などの読み物と違い、
言葉がない分、そこにあるメッセージを伝えるというのは難しいことなのだろう。
より強烈なインパクトを内包するメッセージ性の強い表現とは、言葉やシンボルである気がする。
たまにありますよね、言葉がダイレクトに洋服に落とし込まれていることで、メッセージ性の強いデザイン。 

 
言葉ではないメッセージ。
洋服という枠組みである意味が、そこに見え隠れする必然性が、
デザインとしての魅力を感じさせるのでしょうか、 

 
 
 
 
少し脱線しました。 

 
 
Dior 2017SS オートクチュールコレクションを見てみましょう。 

 

 
 

会場は美術館のガーデン。美しい緑に包まれた空間です。

天井からはキラキラしたジュエリーのようなものが吊り下げられていて、ファンシーな装飾ですね。 

 
肝心の洋服の方は、ムッシュの愛する「花」「薔薇」のモチーフが多く見受けられます。 

 
 
 

この世界観もまた、ボタニカルとは一線を画して、ファンタジーなイメージです。

なるほど、自然や植物というのはファンタジーにも欠かせない要素ですね。
眠れる森の美女、とか…。 

 
 
 
 
前日のミラノコレクションで目を引いたのは、GUCCI 2017AW。
初のメンズ・ウィメンズ合同ショーというのも話題です。 

 
デザイナー、アレッサンドロ・ミケーレによると今季のテーマは「錬金術師の庭」。 

 
洋服のモチーフは、庭に存在する動植物。
花、昆虫、動物…。
とにかく華やか!!大胆!!
どデカイ花は、モチーフの存在感半端じゃないですね。 

 
 


 
 

アイテム数がめちゃ多いですね。

スタッズ使い、鼻ピアス、傘、キルト、ストリート、どデカイハット…なんでもあり。
男女混合という点も含めて、【混在】を意識させられます。
そもそも自然というのは、単一の木や花を指すものではないですよね。
【混在】していることこそが自然の醍醐味、というのが僕の持論なのですが、そこにシンパシーを感じました。
 
自然とはその通り、人工ではないもの。
自然と(錬金術師の産み出した)人工物。
自然だけでも混在し、
多様な文化の人工物も混在し、全く予想のつかないものが産まれる面白さを感じます。 

 
 
 
 
 
 
 
 

僕にとっては植物ですが、自分自身の原体験やアイデンティティと重ね合わせてファッションシーンを見るのも楽しいものですね。

 
 
しもむら

 

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下村拓也

下村拓也

割烹DISCO大蔵に所属。 植物を扱うプロフェッショナル。 無類のカレー好きという一面もある。 DJとして「青の洞窟」レジデント。

 - アフロしもむら, 下村拓也著, 大蔵コラム , , , , , , , , , ,

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